鍼灸・積聚(しゃくじゅ)治療をご紹介します

積聚(しゃくじゅ)ってどういう意味?

中国の医学古典に出てくる、お腹の異常(痛み・硬さ・拍動)を指す言葉です。

昔から、全身(心)に生じたアンバランスや機能異常は、人間の一番デリケートな部分である腹部に異常サイン(痛み・硬さ・拍動)として現れやすい事が知られていました。

 

全身(心)に生じたアンバランスや機能異常は、その方の生命力・治癒力を弱めていきます。

いつまでも治りにくい症状とは、

何らかの要因により、その方の生命力・治癒力が著しく低下した為に、現在の症状を抑えきれず・治しきれずにいる状態と考えられます。

これは精神的な症状に対しても同様です。

本来備わった健康よりも、速いスピードで病気や死に近づいている状態と言えるのです。


全身(心)のアンバランス・機能異常が生じる要因

1.母親の胎内にいる時に生じた先天的な要因。生まれながらの体力・気力、体質・気質、遺伝などに起因するもの。

2.生後の栄養バランスの偏り、生活習慣の不摂生、慢性的なストレス、かかった病気や受けた治療・薬の影響など、後天的に生じた要因

3.転倒や事故、外傷や手術などによる、外傷性の要因

4.ショックな出来事、環境の急激な変化、トラウマ・恐怖体験、強い不安などによる、心因的な要因

5.加齢による老化などの生理的な要因

 


生命力・治癒力を補い、より根源的な症状の改善を目指します。

積聚治療では、腹部の異常サインの変化を確認しながら、全身(心)の調整を行います。

腹部の異常サインが改善されれば、以前よりも生命力・治癒力が補われたと解釈します。

弱まった生命力・治癒力を補うことで、症状を根源的に改善し、健康をサポートします。

 

また、自覚症状のない段階でも、早期に全身(心)のアンバランスや機能異常を見つけ改善することが可能です。

病気の予防・健康増進・体調管理としても、ぜひ取り入れていただきたい施術です。


どのような鍼(はり)を使うの? 痛くはないのですか?

積聚治療では、特注した専用の鍼を1本用います。 これは国産・銀製で、太さ0.2mmのとても細いものです。

鍼先を卵型に丸め、柔らかく加工されていますので、無理に刺そうとすれば鍼の方が折れ曲がってしまう程です。


鍼の目的は「刺す」ことではなく、受けられる方の心身の状態を変化させていくことにあります。

積聚治療では、鍼先を皮膚に当てながら「すり下ろす」といった、繊細で柔らかい刺激を繰り返します。

滞っていた気が動き、心身が温まり緩み出すと、体が自然に鍼を受け入れる状態になるのです。

刺激においては「心地良さ」を心がけています。

仮に痛みや不快感があれば、ガマンなさらずに申して下さい。


また、鍼だけで心身の状態を変化させにくい場合には、補助的な手技を加える事もあります。

よく使われるのはお灸です。何種類かの灸法を使い分けます。


・瞬間的な熱刺激があるもの

 

・じんわりと熱を伝えるもの

 

・鍼を介して熱を伝えるもの

 

女性は皮膚に灸痕が残るのを気にされる方も多いです。事前に「痕が残るかどうか・どういう目的で行うのか」をご説明し、ご承諾を得てから施灸します。

苦手な方に無理に行うことはございません。