
橋本昌周(しょうしゅう)
鍼灸師 鍼灸・井萃会代表
積聚会会員 刺絡学会認定鍼灸師
代表の橋本昌周と申します。自己紹介をさせて頂きます。
私は千葉県山武市出身です。1968年生まれなので、ようやく人生が半世紀を少し過ぎた所です。
幼少期から自然に囲まれ、大病もケガもなく、恵まれた環境で学生時代を過ごしました。
その後は両親のやっていた設備関係の会社に就職し、現場で技術を磨いたり、国家資格を取得したりとキャリアを積んできました。
原因不明のストレス疾患から治療家へ
設備の仕事をしていた20代後半から、原因不明の腰痛・坐骨神経痛、そして書痙(字を書くときに手が震える症状)に苦しめられました。
「あそこの先生は良い」と評判を聞くと、どれだけ遠くても藁をも掴む気持ちで通いました。
整形外科・整骨院・カイロプラクティック・整体院と様々な治療を受ける日々。
ですが、どこに行ってもはっきりとした原因は判らずじまい。痛み止めや対症療法が続きました。

そんな時、ある東洋医学の先生に出会い治療をお願いすることに。
カウンセリングに時間をかけていただき、人間関係やストレス、生活習慣、体質について詳しく聞かれました。
「溜まったストレスを少しずつ片づけよう。」そのような説明で治療が始まりました。
背中や手足に細い鍼を打っていく治療だっと記憶しています。治療を受けた夜はぐっすりと眠る事ができました。
数回の治療の後、あれほど苦しめられた腰痛・坐骨神経痛はウソのように消え、書痙も気にならなくなりました。
そして何より、全身が軽くなったようで頭がスッキリ。気持ちも明るくなりました。

「ストレスって見えないけどハリで動かせるのか。」それが何よりの驚きでした。
同時に「自分と同じように原因不明のストレス症状に苦しんでいる人は沢山いるだろう」、「こんな治療を自分も行ってみたい」と言う気持ちが沸き起こり一念発起。治療家の道へ。
鍼灸学校では技術や知識の習得に励み、猛勉強の末に国家試験に合格することが出来ました。鍼灸師としての現在の私の始まりです。
易と鍼灸。東洋思想と積聚(しゃくじゅ)治療との出会い。
在学中に出会った鍼灸・積聚(しゃくじゅ)治療。
東洋的な考え方が求めていたものと合っているように感じ、積聚会に入会。
人体や生命力、病理や病因、治癒に対する東洋的な考え方や様々な治療技術の手ほどきを受け、臨床を重ねました。
同時に、東洋思想の源流である「易(えき)」を習得する必要性を感じ、平成の易聖と称される大家に師事し教えを受けました。

この時学んだ東洋思想・陰陽観は、私の鍼灸に大きな膨らみをもたせてくれました。
開業、そして現在

2008年4月に「はなのやま鍼灸院」を開業。以来、沢山の方とのご縁を頂戴し、励まされ、お叱りをいただき、おかげさまで10年以上が経ちました。
ストレス・フルな時代。日々の臨床を通じて「心と体は一体である」とつくづく感じます。
発症の背景にある、その方の精神状態やストレスに注視するアプローチが、様々な症状や機能異常の改善にはとても有効であるように思えるのです。

「原因不明」 「これといった改善策もなく」
鍼灸師になる前に悩まされた自身の経験が、現在苦しまれている方の解決の一助になれば大変嬉しく思う次第です。
長い文章になりました。 最後までお読みいただき本当にありがとうございます。私はこのような鍼灸師です。