妊活・不妊症の改善

妊活と鍼灸 ~妊娠しやすい母体へ~


鍼灸は、妊娠の大敵である、冷え・自律神経の乱れ・ストレスによる過緊張状態の改善に効果的だとと考えられています。

これは自然妊娠を望まれる方・生殖医療のサポートを必要とされる方に関わらず、妊娠・出産の為の重要な基礎・土台となるものです。

妊活・不妊症改善へのアプローチは、東洋的な考え方に基づいた全身(心)の調整により、その方の内なる生殖機能の働きを高めていくことから始まります。

元気な卵子が育ちやすい(育卵・排卵)、受精卵の活性、着床しにくさの改善、妊娠の維持など「妊娠しやすさ」に近づけていくのです。


原因不明の機能性(続発性)不妊症

鍼灸が効果的と考えられるのは、原因の特定できない機能性不妊症・続発性不妊症(二人目不妊)です。

原因の分からない不妊症に対しては、母体全体のバイタリティ(生命力・活力)の弱まりを考えてみる事も大切です。


母体全体の生命力が弱まれば、本来の生殖機能の働きもセーブされてしまいます。

以前は妊娠できるコンディションだった女性が、いつに間にか「妊娠しにくい状態」に陥ってしまうケースも珍しくありません。

当院では、このような母体の生命力の弱まりを機能性(続発性)不妊症の一因と捉えます。

東洋的な考え方に基づいた全身(心)の調整により、生命力(本来の生殖機能)の働きを補い高めることで、妊娠しにくい状態の改善を目指します。

 



生殖医療と鍼灸の併用 ~胚移植・妊娠・出産に備えて~


排卵誘発剤やホルモン治療による母体の疲弊、精神ストレス。

受精卵を作るまでにかなりのエネルギーを消耗し、いざ着床や妊娠を維持するパワーを失ってしまっている女性も少なくありません。

母体の弱まりを改善せずに妊娠できたとしても、そこは赤ちゃん(胚)にとって、空腹で、寒くて、落ち着かないお部屋かも知れません。


胚移植・妊娠・出産に備えて、温かく柔らかで栄養満点な居心地の良いお部屋(子宮)にリフォームしておくことが大切です。

生殖医療による母体ダメージの回復、スムーズな胚の着床、妊娠維持力の為にも、鍼灸による「母体のコンディショニング」を併用されることをお勧めしています。

妊娠はゴールではありません。母子ともに健康で安全な出産までが道のりです。

 



男性不妊へのアプローチ


不妊で悩まれるカップルの約47%に男性側の不妊要因が関わっています。

否定できる根拠がなければ、念の為、同時に男性不妊の検査をされることをお勧めします。

原因のわからない機能性男性不妊(ED・精子の機能異常など)に対しても、背景には、疲労・ストレスなどに起因する、その方の生命力(生殖機能)の働きの低下があると捉えます。

全身(心)を対象とする鍼灸により、生命力(内なる生殖機能)の働きを高め、機能性男性不妊の原因にアプローチします。

 



最も貴重なのは「時間」だと考えます


簡潔なケアで不妊の改善が期待できれば、それに越したことはありません。

過去には、日常的に服用されていた胃薬の副作用で、排卵を抑制してしまう高プロラクチン血症が起こっていたケースなどもありました。

何気ない日常生活の中に「妊娠しにくさ」の原因が隠れている事も少なくありません。

母体の状態を見直し気づく事は、妊娠までの遠回りを減らす事にもつながります。

*ご自身を客観的に見直され、隠れ要因に気づく事は意外に難しいものです。当院では「お試し無料カウンセリング」を随時行っております。ぜひお気軽にご相談下さい。


冷えの改善 ~なぜ冷やしちゃいけないの?~

この50年間で、日本人の平熱は平均で約1℃下がったと言われます。平熱が35度台の女性も珍しくありません。

冷えが妊娠の大敵であることはよく知られています。子宮や卵巣の血行が悪化するからです。


子宮は、赤ちゃんを育てる為に、温かく柔らかく栄養満点なお部屋である必要があります。

ところが冷えにより子宮や卵巣の血流が滞れば、子宮は冷え、柔軟性を失い、本来の機能を発揮できなくなってしまいます。

赤ちゃん(受精卵)が空腹のまま、冷たくて固いお布団に寝かされているイメージです。


また、冷えで子宮や卵巣の機能が衰えると良い卵子が作れなくなったり、着床に必要な子宮内膜が厚くならなかったり。

さらに冷えは、生理痛、月経前症候群、ホルモン・バランスや自律神経の乱れ、代謝や免疫力の低下、精神のイライラ・不安を引き起こします。

鍼灸は女性の体との相性も良く、冷え症や血液循環の改善にとても効果的です。


ストレスと自律神経 ~生殖機能と関係するの?~

妊娠の要となる女性ホルモンは、脳と卵巣のキャッチボールにより正常に分泌されます。

脳の「視床下部」という部位にある女性ホルモンのコントロール・センター。 この場所は、自律神経系のコントロール・センターにとても近く、両方の働きは相互に影響しあっています。


自律神経系の働きが乱れれば、女性ホルモンの分泌量・月経・排卵・黄体期(着床や妊娠の維持)といった生殖機能にも影響を与えます。

逆に、更年期などで女性ホルモンのバランスに変調が起これば、即座に自律神経系に影響を与え、様々な心身の不調の原因となるのです。


自律神経の働きは、不規則な生活習慣やストレスによる緊張状態によっても乱れがちです。

全身(心)を対象とする鍼灸は、自律神経の乱れやストレスによる緊張状態の改善に効果的です。


基礎体温からわかること~排卵を調べるだけじゃないの?~

基礎体温表を分析しますと、様々なタイプの折れ線グラフがあることがわかります。


低温期には、安定した低温域を維持できているでしょうか? 途中に高温日が混ざってジグザグな折れ線になってはいないでしょうか?

陥落日(排卵日)には、キチンと体温が下がっているでしょうか? その後、高温期に向かって一気に跳ね上がるようなスパイクがみられるでしょうか?

高温期には、低温日が混ざらず、高温域を維持できる横線が描けていますか? また、高温期から低温期への移行は滑らかでしょうか?


陰の時期(低温期)には大地の如く、しっかりとした良い卵子を育み、陽の時期(高温期)には、太陽の如く、跳ね上がる熱パワーで妊娠を維持できるように。

妊娠には、このような母体内の陰陽虚実(いんようきょじつ)のバランスがとても大切です。


当院では、東洋的な考え方に基づいた全身(心)の調整により、生命力(内なる生殖機能)の働きを高めることで、妊娠・出産に向けた健康的な母体作りを目指します。


お預かりする基礎体温表には、現在の母体の状態・治療の効果・ご本人の努力の全てがミックスされ折れ線グラフとなって現れます。これを改善の指標として用います。

*基礎体温とは、「十分な睡眠時間をとった早朝覚醒時(起き上がる前)に、婦人科体温計で測った口腔舌下の体温」のことです。


当院ブログより

・「35歳の機能性不妊症 ~原因不明の原因を探して」

・「妊娠しやすさを求めて」

・「二人目不妊(続発性不妊)の『何故か』」

・「男性更年期の症状 ~ED・男性不妊・排尿のトラブル~」

・「ストレス(副腎疲労)と不妊症・不育症・習慣性流産」