二人目不妊(続発性不妊)の「何故か」

二人目不妊(続発性不妊)とは、

「第一子は自然妊娠だったが、なぜか二人目が妊娠しない。」

「流産や中絶の後、なぜか妊娠しにくくなってしまった。」

「なぜか流産しやすくなってしまった。」などの状態です。


母体は、過去に妊娠出来ていた経緯がありますので、

妊娠しにくい原因が特定できないケースも多いのです。



原因不明の原因を再チェックしてみましょう

・着床の障害

受精卵(胚)が子宮内膜になじめず、着床に至らないことがあります。

免疫の異常(自己抗体)が起こり、受精卵(胚)を異物とみなし着床させなくすることもあります。



・黄体期の異常

黄体形成・維持に障害があり妊娠が継続出来ないことがあります。

子宮内膜が、ホルモンからの伝達を受け入れなかったりします。

自覚症状のない「高プロラクチン血症」による黄体維持障害も多いのです。



・子宮内膜の問題

着床に必要な「分泌期内膜」が完成されていない可能性があります。

月経時に内膜がうまく脱落しなかったり、

黄体ホルモンの分泌異常により内膜の肥厚が足りなかったりすると、

着床障害をおこします。



・黄体化未破裂卵胞

成熟卵胞が排卵されずにそのまま黄体化してしまいます。

基礎体温では高温期が存在するので、

きちんと排卵が起こっているように見えます。

気づかれにくい原因の一つです。



・子宮内膜症


子宮内膜症を持つ女性の多くは不妊症になりやすく(約80%)、

内膜症で増殖した子宮外組織が卵管に癒着して

「卵子のキャッチアップ障害」「卵管の通気不全」になったりします。

子宮内膜症は、妊娠を阻害する免疫と関わりがあるとされています。



・卵管の問題(卵管性不妊)

卵管のトラブルが原因になっている不妊症は多く、

クリニックの検査で確認されやすいものです。

受精卵の移動阻害、卵管采のピックアップ障害などですが、

原因としては、

子宮内膜症や性器クラミジア感染症によるものが多いようです。

改善には、クリニックで癒着を剥がす処置が必要になります。



・卵子の透明帯の問題

通常、卵子は「透明帯」という膜に包まれています。

受精時には精子がこの透明帯を壊して進入します。

この時、透明滞に備わった免疫機能が

精子の侵入を阻害してしまう可能性が考えられます。



・DNAや染色体の問題

卵子や精子に「染色体の異常やDNAに損傷があるな」と

母体が感知すると

着床障害や科学反応的な自己流産を引き起こします。

受精卵(胚)に遺伝子レベルの欠陥が発見されると、

母体が自ら受精・妊娠を拒むのです。



・卵子の老化の問題~アンチミューラリアン・ホルモン値の低下~

加齢や様々な要因により、

母体内に蓄えられている卵子が老化・減少している状態です。

第一子の妊娠時より母体の老化が進んでいる可能性もあります。


ですが、卵子の老化は年齢によるものだけではありません。

抗酸化力をアップさせる生活習慣やお食事、ストレス対策などで、

卵子の老化を遅らせることができる可能性があるのです。




二人目不妊の方は、以前に第一子を妊娠されています。

当時の母体には、妊娠には問題がないレベルの

ボディ・バランスも体力も備わっていたと考えられます。


では、いつどこで、その健康バランスを崩されたのでしょうか?

一つには、第一子を出産された後に、何らかの要因で、

上記のような婦人科のマイナー・トラブルや

加齢による卵子の老化などが生じている可能性もあります。


「一人目ができたから二人目も問題ない」ことが多いのですが、

生殖機能はとてもデリケートなものです。

数年の間の生活環境や価値観の変化、疲労やストレスの蓄積など、

以前にはなかった要因により婦人科のバランスが失調してしまい、

現在は、以前と違う母体になっている可能性も考えられます。


「おかしいな?」と感じたら(念の為に男女共に)、

ぜひ、クリニックでの再チェックをされてみて下さい。

要因がすぐに確認できるものであれば、

貴重なお時間や予算の使い方の効率がアップします。



当院で施術を受けられる女性に多いのは、

育児ストレスや疲労による心身の過緊張状態、

自律神経系の働きやホルモン・バランスの乱れ、

蓄積された冷え、などが要因になっているものです。


ストレスによる緊張状態、自律神経やホルモンバランスの乱れは、

その方に本来備わった生殖能力をセーブしてしまいます。


子宮に柔軟性や温かさがなくなったり、

卵巣で成熟した良い卵子が作れなくなったり、

排卵した卵子が精子と出会う場所までたどり着けなかったり、

子宮内膜(赤ちゃんのベッド)がフカフカになりにくかったり、

受精卵(胚)に栄養が行き渡らなかったり・・・。


これらの機能性の要因は、自覚症状も少なく、

クリニックの検査では見つけにくいものです。



当院で行う妊活・不妊症の改善は、

「心と体は一体である」という東洋的な考え方に基づいたものです。


全身(心)の調整により、母体に滞っているものを動かし、

セーブされていた本来の生殖機能の賦活を目指します。



「妊娠しにくさ」を客観的に見直すお手伝いが必要な方も、

少なからずいらっしゃるのではないか、と思います。

当院は「妊活・不妊症の無料カウンセリング」を随時実施しています。

せっかくの妊活モチベーションを失くさないでいただきたいと思うのです。


ブログ文章 橋本昌周

2019年06月25日